フランク・ロイド・ライトとは

FRANK LLOYD WRIGHT

フランク・ロイド・ライトは世界屈指の建築の巨匠です。彼は、生涯に渡り人々が快適に過ごすことのできる住宅を設計し続けました。彼は自身の作品を「有機的建築」と称し、自然界に存在する生物のような、機能的で美しい、周囲の環境に溶け込む、普遍的なデザインの建築を提唱し続けました。それらの建物は今でも世界中の人々を魅了し、建築後100年近く経過した現在でも、ライトがデザインした住宅に住む人々はその住宅に愛情や誇りを感じ、大切に住まい続けています。

フランク・ロイド・ライト 日本での作品

母国アメリカ以外で唯一彼の作品が現存する日本には彼の建築に心酔する数々の才能が生まれ、帝国ホテルの建築にチーフアシスタントとして従事した遠藤新や、その子である遠藤楽など正統の系譜を連ねています。また、帝国ホテルの製図担当として来日したアントニン・レイモンドはそのまま日本で独立、建築事務所を主宰し、日本建築を牽引する優れた弟子たちを育てるとともに、モダニズム建築を世界に発信しています。
そして、今もフランク・ロイド・ライトの弟子たちが暮らし、学ぶ建築スクール「タリアセン」、「タリアセン・ウエスト」は世界中からの来訪者がひきもきらず、日本からの学生も後を絶ちません。「自然と建築との融合」を提唱したフランク・ロイド・ライトの思想は今なお、次の世代へと引き継がれ、世界に愛され続けているのです。

フランク・ロイド・ライト財団とは

フランク・ロイド・ライト財団はフランク・ロイド・ライトの生涯の業績のアーカイブス(保存機関)として1940年に創立されました。そして、フランク・ロイド・ライト財団はアリゾナ州スコッツデールのタリアセン・ウエストで国際本部として機能し、有機的建築、有機的教育の思想と基本コンセプトの普及に従事するとともに自然環境の保護を使命としています。また、フランク・ロイド・ライトの生涯にわたる業績と設計思想を継承し、一般の人々も有機的建築を体験し、学ぶことを可能にしています。

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